▽BACK▽  ▽OTHER▽  ▽NEXT▽

明智と咲耶の結婚披露宴
第10話 2人の白雪、厨房にて奮闘す

作者 明智光彦さん


第一会場で2人が永遠の愛を誓い合っていた頃、
白雪は厨房にて今日のためのスペシャル料理を作っていた。

白:タラ、ランランランラン、ララララン♪(←堀江由衣『Love Destiny』のリズムに乗っている)
  ふふっ、にいさまたちの笑顔を思い浮かべるだけで、姫は頑張れちゃうんですの♥

…とは言ったものの、ただでさえ自分を含めて13人分を作るだけでもつらいのに、
今日はさらに招待客も来ているので、どうしても人手が足りなかった。

白:はぁ…、やっぱり姫一人では無理ですの。あーあ、猫の手も借りたいくらいですのー。
衛:白雪ちゃーん!
白:あら衛ちゃん。どうかしたんですの?
衛:その猫の手…じゃなくて(笑)、助っ人を連れてきたよ。
白:まぁ…、本当ですの?
衛:うん。さ、こっちにおいで。NORIXさん家の白雪ちゃん。
NO白:ハーイ、明智さん家の白雪ちゃん。
白:あら?チャペルへは行かなかったんですの?
衛:それが…、彼女の方からね「自分もあにぃのために料理を作りたい」って言ってさ…。
NO白:それで、ここにいる衛ちゃんが明智さんに聞いたところ、快く承諾してくれたんですの♥
白:まぁ…、そうだったんですか? それなら姫も助かりますわ♥
  …ということで、早速お手伝いの方よろしくですの♥
NO白:はいですの♥

こうして白雪は、もう一人の白雪に手助けをしてもらった結果、何とかすべての料理を完成させた。
白:さぁ、今からこれを第二会場に運びますのよ。
NO白:それにしても明智さん家の白雪ちゃん、第二会場ってどこですの?
白:白並木学園の体育館ですの。
NO白:えぇっ? な、何でそこを借りられたんですの?
白:それが…、姫にもよく分かりませんの。
  …っと、それよりこのお料理を早く持っていかなければ…。
NO白:会場に着いたら、それらの盛り付けもするんですのよね?
白:そうですの。それまで頑張りましょ、NORIXさん家の白雪ちゃん♥
NO白:はいですの♥

鈴:アニキ、ちょっと×2。
明:ん? どうした、鈴凛。
鈴:アニキの言っていたアレ…、とうとう完成したんだよ♥
明:え? それ本当か?
鈴:私がアニキにウソつくわけないじゃん、こんな時に…。
明:ま…、それもそうか。…で、どうすればいいんだ?
鈴:体育館の2階、卓球場に咲耶ちゃんと二人で先に行ってて。
明:オッケー。…ということで咲耶、行くぞ!
咲:行くって…、卓球場へ?
明:つべこべ言わずについて来い!きっと咲耶もびっくりするはずだから…。
咲:私もびっくりするもの? 何なの、それ…?
明:それは、行ってみてのお楽しみさ。

〜つづく〜


明智光彦さんへの感想はこちら
akechikun1979@yahoo.co.jp
▽BACK▽  ▽OTHER▽  ▽NEXT▽

SEO対策 ショッピングカート レンタルサーバー /テキスト広告 アクセス解析 無料ホームページ 掲示板 ブログ