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明智と咲耶の結婚披露宴
第1話 緊急会議の召集

作者 明智光彦さん


千:やぁ……、みんな……。……千影だ………。
  今日は……、兄くんから意味深な……、…メールが来たよ……。
  …ただ……、一点だけ……不思議な点も……、…あるけどね……。
  …その内容は……、以下の……通りだ……。

「こんばんは、みんな。最近寒くなってきたね。
風邪なんかひいてないかい?そんな僕は、早速ひいちゃったけどね。(^_^;)

ところで、今度の日曜日の午後は暇かい?
もし時間が空いているなら、亞里亞の家に集合してほしいんだ。
その席で僕は、今後のことに付いての重大な発表をしたいと思う。
そんな訳で、返事はなるべく早く返してね。それじゃ。」

白:ねぇ、千影ちゃん。にいさまは何が言いたいんですの?
千:それは……、…日曜日になれば……おのずと分かるさ……。
春:それはそうでしょうが…、ただ一つだけ気になる事がありますわ。
千:…それは…、何だい…?
春:なぜ兄君さまは、咲耶ちゃんに内緒にしていたのでしょうか?
花:それにね、お兄ちゃまは咲耶ちゃんにだけメールを送信してないみたいだよ。
千:…そうか…、…そう言う事か……。
可:え?千影ちゃん、何か分かったの?
千:あぁ…。…でも……、この事もまだ……内緒にさせて………もらうよ………。

そして、約束の日曜日がやってきた。
僕はすでに亞里亞邸にて、じいやさんらに手伝ってもらいながら、緊急会議の準備をしていた。

じいや:兄やさま、これでよろしいでしょうか?
明:はい、ありがとうございます。あとは…、みんなが来るのを待つだけか…。
亞:兄や、亞里亞も一緒に兄やの話聞くの?
明:うん、そうだよ。…まぁ、そう難しい事じゃないと思うけどね。
衛:やっほー、あにぃ。
明:お、一番早く来たのはやっぱり衛だったか。
衛:うん。そうみたいだね。
明:ところで衛、ここに来る途中で咲耶に出くわさなかったか?
衛:それは大丈夫だよ。会ったとしても、別の話をしてはぐらかしておいただろうし。
明:そっか…。それならいいんだけど…。
可:こんにちは、お兄ちゃん。
明:やぁ可憐、来てくれたんだね。さて…、あと残るは8人か…。
春:兄君さまー。春歌もただ今参上ですわ♥
花:花穂も来たよー。あっ…。

何気ない平坦な道で、花穂は例のごとく派手に転んだ(笑)。

明:あぁ…、花穂!
花:エヘヘ…、また転んじゃった♥
明:だ、大丈夫か?
花:うん、全然平気♥ すり傷もなかったみたい。
明:そっか。それならいいけど…、後で消毒だけはしておけよ。
花:はーい♥
鈴:ヤッホー、アニキ!おっはよ!
四:チェキ!四葉も鈴凛ちゃんと一緒デスよ♥
明:お、来たねぇ…。自称“兄チャマ探偵団”の2人も。
白:にいさまー、お待たせですのー♥
可:あ、白雪ちゃんだ。白雪ちゃーん、こっちこっちー。
明:これで9人か…あとは雛子と鞠絵だけなんだが…。
雛:おにいたまー♥
明:やぁ、雛子じゃないか。一人で来たのかい?
雛:うぅん。鞠絵ちゃんがね、ヒナのお家に迎えに来てくれたんだよ♥
明:…という事は、鞠絵と一緒に来たんだね?
雛:うん、そうだよ♥
鞠:ご無沙汰しております、兄上様♥
明:やぁ、よく来てくれたね。でも…、先生からの許可は取ってあるの?
鞠:はい♥ わたくし、この事を先生にお話したところ、
  「君のお兄さんは何か重大な決断をしたようだね。
  それなら君が立ち会ってあげてもいいんじゃないかな?」とおっしゃってくださいましたし。
明:そうか…。それはよかった。…よし、それじゃ、みんな中に入って。
春:そうですわね。ここで立ち話できるようなことではないでしょうから…。
明:そういう事。じゃ、奥の大広間に行ってくれ。
妹たち:はーい♥

〜つづく〜


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akechikun1979@yahoo.co.jp
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